文春で中止は想定してなかったょ

今年の下半期まとめの半分くらいこの話題で文字数使いそうでさすがに分けた。

 

 

この一枚目マジ生々しいな(解雇された人は主役だったので本当なら写真の真ん中に写ってるはずだった)(どういう精神状態で撮ったんだこれ)

 

中止になる前日の公演を見に行ってた。新しい服をおろして、マチネにこの舞台を見て、ソワレにEqualを見て、一日で物語をふたつも演じているところを見れたし、マチソワ間にもソワレ後にも友達と酒を飲んで、酔って楽しい気持ちで帰った。ピアスとコンタクトだけ取ってメイク雑に半分くらい落としてそのまま寝た。明日からまた頑張れるって思った。なのに翌朝二日酔いでヨロヨロ起きてツイッター開いたらライブドアニュースのサムネイルがタイムラインに流れてきた。

最初の反応「エエーーーーwwwwww」だった。爆笑してた。混乱しすぎると人は笑う。そのあと私がオタクとしてまだ胚だったころの忍ミュ七再自主降板事件とか、舞台ダイナミックコード方向性の違いでキャス変事件とか、いろんなことが走馬灯のように脳内をサーーーーッて流れたけど参考になるものがなく(野球のキャスト発表の頃はまだ松井さんのこと認識してなかったので記憶が無い。)しかも私はなんとか見れてて、中止になった日以降見る予定もなかったし今年のテーマが「茶の間(私)に怒る権利も泣く権利もない」だった。そんなオタクより他に怒るべき人が大勢いるなと思ったらどういう気持ちでいたらいいのか分からなくなって、最終的に「何?」の一文字だけが頭に浮かんだ。

 

聞いた話だけど、解雇されたJr.のひとはいわゆる「親目線で」「子供を応援するような気持ちで」オタクしてた人が多いらしい。実際客席も、後方だったからかもしれないし平日マチネだったからかもしれないし共演者のオタクも含めた雰囲気かもしれないし演目の作風ゆえかもしれないが、それなりに年齢高めで服装も落ち着いている人が多く、なんとなくみんなまったりしていて、マナー違反ではない程度にのんびり観てる空気があった。当たり前だけど誰もこれが最後の公演になるなんて覚悟してない雰囲気だった。現実はいつも伏線を張ってくれない。

もし新進気鋭でぶいぶい言わせてて「こいついつか炎上するかなにかでパッと芸能界辞めて出どころ謎の金で遊びまわり始めるんだろうな」って雰囲気があるような、オタクも若くてマナーやべえやつばっかりついてるみたいな、そういう人が起こしたものならまだよくあることとして消費できたかもしれない。(その行為の是非は置いておいて)けど親目線で応援してきた人が多い、客の年齢層がそれなりに高い、ってなるとそれはもう、ガチのやつやんけ。しかもタイミング的にこの舞台が潰れるのを週刊誌側は想定していただろうなあというのがまた「何?」となるポイントで、たしかにものすごいチケ難てわけじゃなかったし原作もついてないし超有名俳優が出てたわけじゃないし会場は最大キャパ584の全労済ホールスペースゼロだったけど、ああこの舞台って「潰してもいいや」って思われた舞台なんだ…………………てなっちゃったね………………

 

 とか言ってたら松井さんがこんなツイートするし

ぱっちの現場って東でも西でもやるから東京でも大阪でもオタクがキャリーゴロゴロ言わせながら歩いてて、私はその遠征してなんぼみたいな空気がかっこいいなと思ってた。でもそのぶん今はオタクの側の事情で行けなくて苦しい人が多いのもめちゃくちゃ感じてて、それはまだ周りもみんなそうだったからなんとか諦めついたかもしれないけど、ただそこに共演者の違法賭博アンド文春はほんとにこう………斜めから狙撃されたというか………そういうのもあるのか(孤独のオタク)って………なるじゃんやっぱり………………それに松井さんがファンに「マイナスな事に気持ちを使わないでください」と思う何倍も強く、オタクは「松井さんに悔しい思いをさせたくねえっ………………」て思ってるくない?我々は…我々は、どういう気持ちでいたらいいんだ。

 

これからすぐEqual観れるし、次の舞台も次の次の舞台も決まってるし、そこまで凹んでないし泣かなかったし怒るのも違う気がして、けどやっぱ「何?」とは今も思っている。マジで何?